2.猫の保護・里親募集活動について

保護依頼があった際、依頼者自身に出来る事は何か、会に引き受けの余地があるか等、総合的に検討をした上で保護判断を行います。

(保護依頼の方はコチラをご一読ください)

基本的に保護の対象となるのは、生まれたばかりの子猫がいるが側に母猫が見当たらない、酷い怪我をしている、人馴れしていて誰でも触れる、飼い主死亡で猫が取り残されているなど、「放置した場合に命の危険がある猫」です。

保護したばかりの猫はまず動物病院へ連れて行き、ケガや風邪、栄養失調等の初見があれば適切な治療を受けさせ、同時に検便やウイルス検査等も初期医療として行っていきます。

その後、譲渡可能な猫は預かりボランティア宅に移動し、預かりママさん達は猫の体調管理や人馴れ訓練等を行い、社会性を身につけて里子として送り出します。

深刻な病気を抱え、里親を募集する事も元の場所に戻す事もできない猫はしばしば会の子として終生飼育をする決断を迫られます。その多くは看取りまでの間に度々医療にかける事になり、時には大きな手術を行い、莫大な医療費がかかります。

猫の保護にかかる費用は、会員が支払う年会費、活動に賛同くださる方々からの善意のご寄付、里親様から頂く譲渡費用、保護依頼者からの保護依頼費、等によって賄われています。